備蓄品備忘録 その4

備蓄品備忘録 その4いつもブログをごらんいただき、ありがとうございます。今まで3回に亘り紹介して来ましたが、今回は最後に少し時間が経った頃の状況、あらためて感じられたことなどを紹介します。1.震災後の状況ガスが止まっていたので、自宅のお風呂には1ヶ月入れませんでした。ポットのお湯を2Lのペットボトルに水と半々入れて週に1回シャンプーしました。お風呂は半月後に入りました。何処で?それはラブホテル。多くが...
備蓄品備忘録 その4

いつもブログをごらんいただき、ありがとうございます。
今まで3回に亘り紹介して来ましたが、今回は最後に少し時間が経った頃の状況、あらためて感じられたことなどを紹介します。

1.震災後の状況
ガスが止まっていたので、自宅のお風呂には1ヶ月入れませんでした。ポットのお湯を2Lのペットボトルに水と半々入れて週に1回シャンプーしました。お風呂は半月後に入りました。何処で?それはラブホテル。多くがプロパンガスなので水さえ復旧していたら入れたんですよ。20分一人1,000円とかで利用していました。子供達も社会勉強と称して連れて行きました。他にもツイッター等から情報を集め必死に探して子供達だけでもと入れました。遠慮してあの寒い中、水でシャンプーする姿は今でも忘れられません。チャレンジャーですよ。落ち着いてくると、洗剤などの日用品、化粧品なども困る原因なので、お備え下さい。
またあんな日々が来るかもしれないなんて、そうならないでと祈らずにはいられません。
啓示のような事が起これば、向こう数年間は我慢が続くことでしょう。今度はさすがに暴動も起きると思います。
皆さん、ここに書いたのはあくまで自分と姉一家の例です。たまたま備蓄しまくって助かった一例です。
それぞれ、状況も何もかも違う中で、少しでも参考になればと、また自分自身の対策と確認の為にも書き出してみました。まったく、八畳の和室一つ埋まる訳ですよね。段ボールで保管してたものがほとんどですし。
何よりもまず自分の命と安全。大事にして下さい。モノは後から何とでもなります。でも生き残ったら次はモノです。これがないと生きていけません。矛盾しているようですが、あらゆる状況を考えてお備え下さい。
備蓄の場所が無いという方も多いと思います。震災後、色々と耳にした中で、県外や高台など離れた所に住む、子供や実家や知人の家に備蓄をお願いしたという話を聞きました。また、車をお持ちでしたらトランクにかさばるペーパーや一週間分の水と食料を備蓄している方も増えました。色々工夫なさってみて下さい。
今回に備えて、ディーラーに頼み車検を1ヶ月前倒ししました。戻ったら不足分を買い出しし、ガソリン満タンで備えたいと思っています。トランクには毛布などしか積んでいないので少し増やす計画です。

2.これが無いと大変だったもの
最後に、これが無いと大変だという、経験の上からの必需品です。
便秘薬!頭痛薬!これ絶対必要になります。薬なんて絶対買えませんから!普段と違う環境・食べ物・そして極限の精神状態。確実にヤラれますから。自分は毎日お通じがあるのに10日間止まって死ぬ思いしましたから。それと偏頭痛持ちで、少し落ち着いたあたりから大変でした。他には、整腸剤と風邪薬もあれば安心。
それから、ガソリンの携行缶。自分は車は乗らないと決めたので必要ありませんでしたが仕事などどうしても必要な方はあると助かると思います。バスも3ヶ月近く止まりひたすら片道1時間半かけて通勤したので自転車もあると便利ですね。競技用の10万とか20万する自転車もあっという間に売り切れました。
そして現金。これは絶対必要です。金融機関全て止まりますから。買い物するにもお金がなきゃ出来ません。1ヶ月で30万使いました。これだけ備蓄してたのに。皆さん腹を括って下さいね。
物の値段を見て買うのは平常時です。非常時は物を見つけたらまず確保が優先で値段なんて見ません。例えばカセットコンロ用のボンベ。当時は1本200円から300円でした。一人1本、在庫50本の状況では値段なんて見ませんよね。乾電池も2本で300円、500円とかだった気がします。全てがそうなので30万なんてすぐ消えました。
避難所にいれば基本、お金はかかりません。ただ、色々と制限やご苦労があると思います。
どういった形になるかは、その時じゃないとわからないと思います。 色んなパターンを考えてみて下さい。 そして備えてみて下さい。

写真
上の写真は3.11の時の我が家の台所の写真です。

戸棚も引き出しも食器棚も冷蔵庫も全て全開でした。食器はほぼ全滅。
左手前の冷蔵庫から飛んだ玉子が私のデスクトップPCにクラッシュ
したり、考えられない方向と距離にあらゆるものが飛びました。
家具の固定は、賃貸の場合、天井破損などで後日大変だと聞きました。
寝室などは固定必要ですが、寝る場所は物をおかないようにするのが
一番ですね。家の中で安全なスペースを確保するのも大切です。
我が家の場合、玄関に繋がる廊下にしています。玄関は作り付けの
下駄箱が移動し、中の靴が散乱、乗り越えないと出入りが出来ない状態で、こればかりは予想していませんでした。完全に塞がったらアウトでした。
あらゆるものが凶器になります。片付けは明るい内に、靴と軍手は必須です。
台所の時計が3.11の起きた 2時46分で止まっていることに気付いたのはだいぶ経ってからでした。
 
3.震災後の街の様子
仙台の中心部は、あれほどの揺れに襲われたとは思えない程、一見するといつもと変わらない状態でした。いずれ宮城県沖地震が来ると言われていたので、建物の耐震化や水道管を地震に強いものに交換したりと色々と対策をしていたことが大きかったようです。ただ、都市ガス施設は津波で全壊してしまいました。全国の自治体のガス部隊が次々と乗り込んで必死に復旧作業をされました。日本海側からパイプラインを構築して下さいました。各家庭の開栓作業に、何処の自治体の方が来たのか、みんなでワイワイ話しました。本当に感謝です。
今電力会社は散々苦情にさらされていますが、揺れがおさまった直後から電柱に次々と電力会社の方が登り、主要交差点の信号機の復旧をされ、大きな事故も起こらずとても助かりました。震度5クラスの余震が次々と来る中、雪が降りしきる中、末端の作業員の方々は黙々と復旧作業をされていました。 ほんとうにありがたい事でした。
とにかく皆さん、よく歩いていました。移動の基本は徒歩でした。お店は全て、コンビニもデパートもスーパーも閉まっていました。一週間位すると、街中のアーケードの両脇にみかん箱の上に広げたお店が出始めました。最初はおにぎりだけ。日を追うごとに漬物が付き、揚げ物が付きと変わって行きました。きっと戦後の闇市ってこういうんだったのかもと思いました。売っている人を見ても、買っている人を見ても涙が出ました。ありがとうございますと、感謝の言葉しか出ませんでした。
やがて、ぼちぼちと時間制限で1時間とかお店が開き始めました。みんな寒い中黙って並んでいました。でもいつまでも開かないお店もありました。オーナーさんや従業員の方が津波被害にあわれたり、スプリンクラーの誤作動で水浸しになり再開不可になったりしたと聞きました。
震災という共通の体験をしたせいなのでしょうか、普段は見えないバリアで人の間が仕切られていますが、震災後は誰かれとなく言葉を交わしました。当日、雪の降る中を皆さん徒歩で帰宅されていましたが、不思議と「どちらまでですか?」「お荷物お持ちしますか?」等と声を掛け合いました。足の弱ったご年配の方を見つけ、通りすがりの見ず知らずの車の方にお願いして乗せて頂いたり、そんな事が普通にあちこちで自然にありました。
日本という国と、そこに住む日本人って素晴らしいなと心から思いました。誰も文句も言わず、黙々と粛々と現実と向き合い、助け合い、思いやり、ここが日本で良かったと思いました。何を見ても、何を見ても、「ありがとう」と自然に出ました。
震災当日の夜に、子供たちが空を見上げ、「うわー!仙台ってこんなに星が綺麗なんだ」と大騒ぎしていました。毎日、子供たちにたくさん笑わせてもらいました。ゲラゲラとお腹を抱え涙を流して笑いました。ありがたいことです。どんな時でも、顔を上げて、笑顔が多いように過ごしたいですね。
もちろん、驚くような悲しみがこみ上げるような悪い出来事も色々と耳にしました。同じ人間なのにどうしてそんな非道な事が出来るのかと悲しくもなりました。でもそれは自分たちの中にしまって、反面教師としています。幸い、良い話が国内だけではなくて、海外にも伝わり、日本人としての誇りの再確認になって良かったです。自分達としては当たり前。お互い様と感謝と思いやりなんですけどね。

長い長い文章に目を通していただき、ありがとうございました。皆様の平穏な日々を心から願っております。
以 上

東日本大震災を仙台で実際に体験された方の備忘録、参考になった点が必ずあったと思います。膨大な備蓄をされておりその量に驚くばかりでしたが、南海トラフ巨大地震のような広域災害になった場合は、自分で自分の身を守るしかありません。救援の手が届くまで、かなりの日数を要します。

実際に発災したらどうなるか、内閣府が作成した南海トラフ巨大地震の被害と対策に係る資料映像を紹介します。17分ありますが、ぜひご覧になって下さい。
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"南海トラフ巨大地震 全体版"


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